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<関連ハーブ>
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  <まとめ>
ウコンは食物に風味を添加するだけではなく、その抗酸化作用の特性が実際に身体を治癒します。

@食生活からの毒素や有害な脂肪酸から消化器系を保護する抗酸化作用の特性をもつ。
A感染症に抵抗する免疫システムを補助する。
B過剰な炎症によるトラブルを低減する。

有効成分
クルクミン:抗酸化、抗血小板、抗腫瘍、抗炎症、コウレステロール降下、創傷治療

<抗炎作用>
インドでは抗炎作用(関節炎や喘息)に利用。ウコンは副腎で産生される自然のコルチゾンの増大と抗ヒスタミン作用の両者を原因とする炎症を軽減。

<肝臓保護作用>
胆汁の流れを円滑

<抗アテローム性動脈硬化症>
血小板の凝集を抑制、血行改善、コレステロール減少


<原文翻訳>

単なる香辛料の域を超えて
ウコンは食物に風味を添加するだけではなく、その抗酸化作用の特性が実際に身体を治癒します

ベンジャミン・ドロゥー

  ショウガ科に属す大きな葉を持つこの植物は、多くの熱帯性の村の庭園で育ちます。ウコンまたはターメリックとして知る人ぞ知るこのハーブは、料理用ハーブと薬用ハーブの間の線引きが非常にしづらい代表的な例です。 ウコンは食品に風味や色を添加するだけでなく、食生活からの毒素や有害な脂肪酸から消化器系を保護する抗酸化作用の特性をもち、感染症に抵抗する免疫システムを補助し、過剰な炎症によるトラブルを低減します。 この意味では、カレーにウコンが入っているのは、特に食物がすぐに腐敗する気温の高い熱帯性の国々では、特別な目的があってのことです。
  ウコンの黄色の色素は、有効薬用成分のクルクミンという成分によるものです。ウコンを古代からの主要な薬草たらしめたのは、このクルクミンです。
  ウコンとクルクミンは、動物やヒトでの実験において、毒性を一切もたらさずに幅広い治療効果をあげています。この特質には、抗酸化、抗炎症、抗血小板、コレステロール降下、抗腫瘍または抗癌、創傷治癒といった効果のほか、抗HIV作用があります。
  抗炎症作用。インドでは、ウコンは関節炎や喘息に対して利用され、村の住民らは喘息の発作中に小さじ数杯分の粉末香辛料を摂取します。 ウコンは、副腎で産生される自然のコルチゾンの増大と抗ヒスタミン作用の両者を原因とする炎症を軽減します。2つの二重盲検試験では、関節リウマチ患者において、ウコンが術後の炎症を緩和する強力な抗炎症の特性をもつことが明らかにされました。

  肝臓保護作用。アジアでは、ウコンは消化障害、黄疸、肝臓、胆嚢の疾患に利用されています。複数の研究が示すところでは、クルクミンには数多くの毒性化合物から肝臓を保護する特性があります。 また、ウコンは胆汁の流れを円滑にします。ウコンは胆嚢疾患の予防に役立ちますが、胆石の治療時には注意して使用する必要があります。
  ウコンはまた、天然化合物も含有しています。この化合物には、過剰な酸性度や潰瘍形成から胃を保護する天然の制酸薬としての作用があります。
  抗アテローム性動脈硬化症。ウコンはまた、血小板(血液凝固に関わる血液成分)の凝集を抑制し、次々に血行を改善し、アテローム性動脈硬化症からの保護に有用です。複数の研究において、ウコンエキスを毎日経口投与すると、LDL(悪玉コレステロール)を著しく減少させるとともに、HDL(善玉コレステロール)を増加させることが明らかになりました。 アテローム性動脈硬化症および心血管疾患の管理にウコンが有用であることが結論づけられたのです。
  免疫力増強および抗癌。インドのアマラ癌研究センター(Amala Cancer Research Center)を含め、数多くの癌研究所が、感染症への抵抗と抗腫瘍活性を改善する免疫活性に関する数種のパラメータをクルクミンが著しく上昇させることを確認しています。 研究者らは、クルクミンをHIV感染症に使用する研究にもいくつか着手し、試験管内での際立った抗HIV特性が明らかになっています。
  また、エプスタイン-バーウイルス(EBV)などの免疫力低下によって生じる感染症からの保護作用も判明しています。研究では、放射線療法および化学療法により癌を死滅させる作用をさらに増大させることで、子宮頸部癌、胃癌、十二指腸癌、結腸癌、乳癌、皮膚癌において、クルクミンの癌予防効果が示されました。
  通常の摂取量はどのくらいでしょうか。ウコンは食物の一部として実用的ですが、その特性の一面には水溶性ではない点が、また別の面では熱に弱いという点があります。用量は、乾燥粉末0.5gを1日3回に分けて飲むのが適量です。乾燥ハーブ中にみられるクルクミンの通常量は1.5%〜4%で、さらによい結果を得たい場合にはハーブの規格化抽出物がより好ましいでしょう。
  ウコンが単独で使用されることはほとんどなく、他のハーブと併用する処方ではじめて価値が生まれます。
  植物栄養素。次世代のハーブ研究は、ウコンなどのハーブを、根本的な食生活による予防や補助となる、欠かせない「植物栄養素」として見ることから始まります。 これらの独特なハーブの特質は、ミネラルまたはビタミンのサプリメントからは得ることのできない、ハーブ自体の複雑な化学的性質に由来するものです。
大好きなカレーを食べるたびにどれだけの恩恵が受けられるかは、研究をもう少し進めなければ正確には分かりません。

注:ベンジャミン・ドロゥー氏は現役のメディカルハーバリストです。詳細は03-7471662または79550377へ連絡するか、 www.rainforestherbs.com.myをご覧ください。
写真右上

インドではウコンは関節炎や喘息に対して利用され、村の住民らは喘息の発作中に小匙で数杯分の粉末香辛料を摂取する。
写真左下

ウコンの黄色の色素は、クルクミンによるもの。ウコンを古代からの主要な薬草たらしめたのは、このクルクミンである。


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