<原文翻訳>
併用する医薬品によってマイナスに作用するおそれのあるハーブ
キトサン:
薬剤と結合し、薬物の吸収を遅らせるおそれあり
マオウ(学名 ma-huang):
興奮薬・心臓薬の副作用を増大
イチョウ葉:
抗凝固薬・血液抗凝固薬を増強するおそれあり
チョウセンニンジン:
興奮薬・心臓薬の副作用を増大させるおそれあり
カバ:
抗不安薬との相互作用のおそれあり
パーキンソン病には避ける
緩下薬(センナなど):
薬物の吸収時間を減らし、カリウム不足を招く
カンゾウ(学名 gan-cao):
ナトリウムの上昇またはカリウムの低下をまねき、体液貯留を引き起こし、コルチコステロイドの有効時間を延長させるおそれあり
高血圧の場合は避ける
オオバコ/イスパキュラ:
薬物と結合し、吸収を遅らせる
セイヨウオトギリソウ:
麻酔薬と選択的セロトニン再取り込み阻害薬の作用を増強するおそれあり
セイヨウカノコソウ(バレリアン):
鎮静剤と催眠薬の作用を増大
ロイヤルゼリー/蜂花粉:
場合によっては喘息を悪化させるおそれあり
写真
ハーブは薬物と相互作用し、副作用を引き起こすことがある。
ハーブ
ベンジャミン・ドロゥー
ハーブへの理解
近年のハーブ薬品は、科学的研究と植物の化学的性質への理解が一体化したことにより、ここ2,3年のうちに大きな発展を遂げました。この過程において、ハーブ製品もまた変化しており、伝統的な製法が1種類のハーブの濃縮エキスに取って代わられることもしばしばです。
患者がこうした現代のハーブを処方薬に加えて1種類以上摂取する場合、以前には見られなかった反応が、まれではありますが、その後に生じることもあります。
ハーブは、地球に由来するからというだけで、安全で自然、かつ非毒性とみなすべきではありません。天然の植物の多くは毒性を発達させますが、これはおそらく動物に食べられないよう妨害するためです。マレーシアの庭園の美しい観賞植物のうち数種も、潜在的に毒性をもっています。これらには、黄色とピンクのセイヨウキョウチクトウ(AnisおよびTevetia Peru)、チョウセンアサガオ(kecubong hitam)、ランタナ(bunga tahiayam)、グローリー・リリー(bunga kembang sonsang)、およびポインセチアがあります。これらにはすべて毒性化合物が含まれており、いくつかは中毒を引き起こすことで知られ、誤って摂取してしまうと死亡することがあります。
このように、私たちが一般的に使うハーブの大部分は安全ですが、ハーブもまた薬物であることを念頭に置くのが賢明です。ハーブをより高用量で摂取する傾向が続けば、副作用やマイナスの薬物相互作用が出てくるでしょう。その理由は、毒性作用が用量に関係するものであり、身体に作用する化合物はいずれも、副作用のリスクをいくらかもっているためです。最も多くみられる副作用は、いずれの薬物の場合も、その主となる作用が過度に増長するというものです。したがって、たとえば刺激ハーブの主な副作用は、急速な心拍数、不穏状態、不眠症であり、鎮静ハーブの場合は眠気が主な副作用となります。
まず、どのようなハーブ薬品でも、もし摂取している場合は、医師にそれを話すことが重要だと覚えておいてください。多くの医師は学習のための策を講じていますので、薬物療法の処方をする前に、患者がどんなハーブ療法を行っているかに必ず気づくものです。
次に、摂取するハーブについて、インターネットなどの情報源を使って、もし禁忌があるのであればそのできるだけ多くの情報を、自分で得ておくことです。摂取中のハーブが合わない場合によく見られる初期の警告は、軽症の胃腸障害です。これが生じた場合は、服用をやめてください。
最後に、妊娠中、または何らかの疾病に罹患している場合、および医薬品の処方を受けている場合は、摂取するハーブを必ずきちんと理解する必要があります。「わからない場合は使わない」が、すぐれた経験則です。
注:ベンジャミン・ドロゥー氏は現役のメディカルハーバリストです。電話連絡先は03-7471662、Eメールはrfherbs@tm.net.myです。または www.rainforestherbs.com.my をご覧ください。
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